今の時代、プライベートでも仕事上でもほとんどの人が毎日使用するパソコンですが、普段元気に動いているパソコンが急に画面が映らなくなってしまったらどうしますか?
何度も電源を入れたり強制終了をしたりを繰り返すとある程度簡単に直るはずだったトラブルをさらに悪化させてしまう恐れがありますので注意しましょう。
さて、本日はそんなパソコンの画面が出ない、映らない場合の原因と応急処置についてご説明したいと思います。
【デスクトップパソコンの場合】
1.電源ボタンを押して、パソコンの電源ランプが点いているか点いていないか確認してください。
2.電源ランプがついていない場合は、パソコンから電源ケーブルを抜いて電源ボタンを3~4回くらいカチカチカチっと押してください。
この作業は簡易的な放電作業となり、パソコン内部に不必要な電気が溜まって正常に起動しない場合や動作しない場合に効果的です。
この作業を行っても改善されない場合は電源ユニット(電気をパソコンに供給する部品)の故障、もしくは、マザーボードと呼ばれるパソコンの主になっている基盤部品の故障によってパソコンが起動できなくなっている状態のために画面が出ない状態となっている可能性が高いです。
3.電源ランプが点いている場合は、パソコン内部のファンが動作しているかしていないかを音で確認してください。
4.ファンが動いてないような場合は上記項目「2」の簡易的な放電を行ってみてください。
この作業を行っても改善されない場合もやはり、若干通電はしているものの、電源ユニット(電気をパソコンに供給する部品)の故障、もしくは、マザーボードと呼ばれるパソコンの主になっている基盤部品の故障によってパソコンが起動できなくなっている状態のために画面が出ない状態となっている可能性が高いです。
5.ファンが動いていそうな場合は電源を入れたときに、メーカーのロゴの画面(BIOS画面)が出るかでないかを確認してください。
6.メーカーのロゴすらも出ない場合は、まずディスプレイの電源が入っているかを確認してください。もし他のディスプレイがあれば、違うディスプレイにつないでみるとパソコン側の不具合かディスプレイ側の不具合かがわかりやすいかと思います。違うディスプレイで画面が映れば元のディスプレイの故障となります。
7.メーカーロゴ画面が出てその後画面が出ない場合は、マザーボードと呼ばれるパソコンの主になっている基盤部品が故障している場合やそのほかの部品、もしくはオペレーティングシステムの破損の可能性と原因は多種に広がります。
8.また、デスクトップパソコンの場合はグラフィックボードの有無によっても切り分け方が変わってきます。
グラフィックボードを搭載しているパソコンでは、標準でついている(オンボード)D-SUBやDVIの出力端子にそのままつないでも画面は映らないので注意が必要です。
標準でついているオンボードの出力端子で出力したい場合はグラフィックボードを外さないと出力できませんので気をつけてください。
一度グラフィックボードを抜き差しして映るようになるといった事例も多々ありますので部品の取り扱い等に注意しながら行ってみてください。
この作業でなぜ映るようになるかというと、グラフィックボードに溜まった余計な電気を放電するといったことで映るようになる場合も多々あります。
9.ある程度知識があり、分解ができる方は一度メモリを抜き差ししてみると良くなる可能性があります。というのも、上記で書いた簡易的な放電と同じ原理なのですが、メモリは帯電しやすい部品なので、一度抜くと放電され正常に作動するようになるといったこともあります。
デスクトップパソコンの場合は、大まかにこのような処置方法で画面が映らない場合の原因の切り分けができます。ただし、中にはパソコンの分解を必要とする作業等も
含まれますので、作業する際はご自身の責任で細心の注意を払い作業を行ってください。
【ノートパソコンの場合】
1.電源ボタンを押して電源ランプが点くか点かないかを確認してください。
2.電源ランプがついていない場合は、パソコンから電源ケーブルを外しバッテリーを外してから電源ボタンを3~4回くらいカチカチカチっと押してください。
この作業は簡易的な放電作業となり、パソコン内部に不必要な電気が溜まって正常に起動しない場合や動作しない場合に効果的です。
この作業を行っても改善されない場合は電源ケーブルの故障、もしくは、マザーボードと呼ばれるパソコンの主になっている基盤部品の故障によってパソコンが起動できなくなっている状態のために画面が出ない状態となっている可能性が高いです。
3.電源ランプが点いている場合は、パソコン内部のファンが動作しているかしていないかを音で確認してください。
4.ファンが動いてないような場合は上記項目「2」の簡易的な放電を行ってみてください。
この作業を行っても改善されない場合もやはり、若干通電はしているものの、マザーボードと呼ばれるパソコンの主になっている基盤部品の故障によってパソコンが起動できなくなっている状態のために画面が出ない状態となっている可能性が高いです。
5.ファンが動いていそうな場合は電源を入れたときに、メーカーのロゴの画面(BIOS画面)が出るかでないかを確認してください。
6.メーカーのロゴすらも出ない場合は、もしデスクトップパソコン用のディスプレイがあれば、ノートパソコンの外部出力からディスプレイに出力し、外部ディスプレイで画面が出る場合は、液晶パネルやインバーター、バックライトやフラットケーブル等の液晶周りの不具合の場合が多いかと思われます。
7.メーカーロゴ画面が出てその後画面が出ない場合でも、画面をよく見るとうっすら映っていたりする場合があります。この症状の場合はバックライトという蛍光灯を小さく細くしたものが入っているのですが、こちらが何らかの原因(寿命や接触不良など)で発光しなくなってしまったか、もしくはそのバックライトを光らせるためのインバーターと呼ばれる部品が壊れてしまい、バックライトが光らなくなってしまっている状態かと思われます。
但し、フラットケーブルやマザーボード上のフラットケーブルのコネクタが壊れてしまっていてこのような症状が出ている場合もあります
8.これらの症状の中でも、マザーボードが原因でその部品部品が動作しなくなっていて上記の症状を引き起こしている場合等もあります。
また、オペレーティングシステム上で不具合があり画面が表示されなくなっている場合もありますので、上記内容にて原因を切り分ける際には、ご自身の責任でこちらの内容をおつかいください。
ノートパソコンの場合、細かい分解が必要となってきます。また、分解する際には必ずバッテリーを抜いて作業を行わないと、分解過程でショートしてしまったりする場合がありますので、ご自身の責任で最新の注意を払って作業してください。
画面が出ない症状は、デスクトップパソコンでもノートパソコンでも、まず簡易的な放電作業を行ってください。
その後、起動したらまずはパソコンの設置場所を確認してください。テレビは静電気を多く発生しますので、テレビなどの隣に置くと帯電しやすくなってしまいますので、できるだけテレビや静電気が発生しにくい場所に設置するようにしてください。